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【戦術プレビュー】アジア王者を掴むために維持する"組織構造" - AFC Champions League FINAL 2nd Leg 浦和レッズ vs アル・ヒラル


今回はAFCチャンピオンズリーグ決勝2nd Leg、アル・ヒラル戦のマッチプレビューです。

アウェイを1-1で折り返して、決戦をホーム・埼玉スタジアムで迎えます。

前評判やイメージから考えれば、第1戦は「やれるじゃん」と感じた方も多いと思います。

その通りですが、アル・ヒラルが強敵であることは変わらないですし、浦和がチャレンジャーの立場であることも変わりません。

第2戦に向けて、アル・ヒラルにとっての第1戦や現在の状況を考察し、修正を加えてくるのか、そして浦和にとって何が重要なのかを解説していきます。

アル・ヒラルの状況考察

第2戦を展望するために、まずは現在のアル・ヒラルの現在の状況を確認し、彼らが置かれている状況を考察していきます。

まずメンバーの情報ですが、岩尾への報復行為で退場という6年振り2度目の活躍を見せたサレム・アル・ドーサリは出場停止です。

第1戦、ボランチの一角を担ったキャプテンのアル・ファラジは足を痛めて出場が危ぶまれているという情報がGoal.comサウジアラジア版など、信頼性が比較的高いソースから出ています。

また、日本に到着したチームの様子を伝えるアル・ヒラルの公式アカウントには、6人の外国籍選手全員が映っており、イガロとマレガに続いて誰が起用されるかは分かりません。

さらに大怪我から復帰していた左サイドバック、アフロヘアでお馴染みのアル・シャハラニも帯同しています。

第1戦のアル・ヒラルを振り返る

第2戦でアル・ヒラルが変更を加えてくるのか、を予想していきますが、そのためにはまず、アル・ヒラルの立場で第1戦を振り返ります。

まず、第1戦はアル・ヒラルにとって「良い試合」だったとは言えないでしょう。

ホームでアウェイゴールを奪われて引き分けたという結果もそうですが、それ以上に内容面に不満が残ったはずです。

特に、ボールを支配しながら浦和のブロックを効果的に崩せず、決定機をほとんど作れなかったという事実は重く捉えるはずと推測します。

浦和の4-4-2のブロックを動かせなかった要因の一つとしては、ビルドアップの局面での解決能力が不足している面があったと思います。

浦和のゾーンディフェンス

浦和が敷く4-4-2のゾーンディフェンスで最も重要なのは、味方との関係性です。

浦和はボールや相手にアプローチする中でも味方とチャレンジ&カバーの関係性を気付ける距離感を保ち、連動してボールを追い込みます。

陣形の維持と、陣形を崩して前に出ていく時のプレスバックや絞りによる穴埋めをしながら、組織としての連動を失わないようにしています。

味方との距離感や関係性が崩れていないことを、鎖やチェーンが繋がっている状態と表現しますが、アル・ヒラルは浦和のチェーンを意図的に破壊することができていませんでした。

ブロックのライン間、相手の背後、相手の間に人を配置したうえで、相手を引っ張り出すなど、相手を動かして4-4-2の構造を壊していくことが定石ですが、アル・ヒラルは出発点である浦和の2トップの背後にすら人を置けませんでした。

これは最終ラインのビルドアップ能力が不足していることが大きいと思います。

アル・ファラジやカンノが浦和の2トップの背後に入る時間もありましたが、背中で消す浦和の2トップと2ボランチの2on2で封鎖。

最終ラインからのボール出しが低下するため、ボランチの2人はブロックの外へとボールを引き取りに行くわけです。

サウジアラビアリーグでは浦和ほど、組織立った守備組織を構築しているチームはなさそうに見受けられます。

国内の試合を見ても、相手のやり方や配置を見ながら立ち位置などで優位を獲得し、相手の組織を壊していくような攻撃は見られないことは第1戦のプレビューでお伝えした通りです。

ではどうやってボールを前に運んでいたかというと、やはり中盤で起用される外国籍選手、クエジャールとカリージョの貢献が大きいのではと感じます。

第1戦は外国人枠を前線の3枚に割き、中盤はサウジアラビア代表の2人か3人での解決を試みましたが、途中で何回か配置を変えるなど苦労しています。

つまり、第1戦では前線のタレントを擁しながらも、そのタレント力を発揮する機会を浦和のブロックに阻まれた形です。

これを踏まえて第2戦に向けた修正、人選の変更はあるのか、次のTOPICで予想していきます。

第2戦のアル・ヒラルを予想

アル・ヒラルにとって、第2戦では必ずゴールが必要になります。

もちろんゴールを奪うためには前線のタレントが必要ですが、そこにチャンスを届けることを考えれば中盤の2人、クエジャールとカリージョのどちらかを起用したいという考えが出てくることが自然な気はしています。

No.6 クエジャール

クエジャールは中盤の底で気の利く選手で、相手を見ながら立ち位置を取る事ができますし、やたらと動き回る他の中盤の選手を見ながらバランスを取れる選手です。

また、ボールスキル、見えているビジョンのレベルも高く、例えばサイドチェンジ一発で大外のマレガに振るなど、アル・ヒラルのボール保持はこの選手の配球能力に依存する部分も大きいです。

また、第1戦では中盤のフィルターが薄く、ボールを奪った後、浦和の2トップには収めるための時間とスペースの余裕がありましたが、クエジャールはここのフィルターも担っています。

No.19 カリージョ

カリージョに関しては我々もよく知るところですが、2019年とは違って右インサイドハーフの選手にシフトしています。

サイドを爆走する姿こそ少なくなったものの、その球際の力強さは健在。

アル・ヒラルの他の中盤がそうであるように、ビルドアップでボールに近寄って触ったり、右のハーフスペースに位置取って最後の崩しにも参加します。

ボールスキルもありますが、配球能力よりはその強度を担保にして、ブロック内で相手のアプローチを受けても悠々とボールを運べる余裕を見せます。

崩しの局面ではアル・ヒラル最大の武器と言って良い、右サイドのマレガとアブドゥルハミドのコンビに更に+1をする厄介な存在です。

第1戦の選択

このような側面があったので、第1戦も2人のうちどちらかは外せないのでは、と予想しましたが、前線に3枚を割く選択でした。

ミシャエウが明らかに好調を維持していたこと、長い時間押し込む展開を前提にすれば、中盤の構成力がそこまで必要ないという予想があったのかもしれません。

ただ、第1戦の内容を考えれば、クエジャールかカリージョのどちらかは起用したくなるだろうと推測しますし、浦和としてもその方が嫌だと思います。

サレム・アル・ドーサリの退場

一方で、ここで効いてくるのがサレム・アル・ドーサリの退場です。

クエジャールかカリージョを起用した場合はミシャエウやビエットといった前線の選手を起用できなくなり、サイドプレイヤーの人選に頭を悩ませそうです。

直近の試合を確認する限り、ミシャエウ、サレム・アル・ドーサリに続く左サイドのプレイヤーは14番のアル・ハムダンですが、普段はベンチ入りも少なく、4月上旬の試合で得たスタメンのチャンスではハーフタイムに交代しています。

つまり、外国人枠を中盤に割くと、サイドのタレント力が著しく低下する恐れがあります。

中盤の選手層はある

一方で、中盤の選手層だけ見れば、サイドよりは厚いです。

第1戦でも途中出場したベテランのオタイフ、サウジアラビア代表にも選出されている24歳のナセル・アル・ドーサリが控えています。

アル・ファラジが出場できずとも、カンノと合わせて中盤センターに3枚を起用できるだけの人員はいます。

よって、中盤はサウジアラビア人選手で固めて前線に外国人を使うことは十分にあり得ます。

また、想定より質的優位を発揮できなかったマレガに代わり、カリージョを中盤ではなく右サイドで起用するパターンもありそうです。

アル・ファラジが欠場した場合の他の策としては、サウジアラビア代表のセンターFW、11番のアル・シェフリを起用することもあります。

180cm越えの選手で、サウジアラビア代表ではセンターフォワードとしてW杯に出場していました。国内リーグ戦では主に途中交代で出場し、ターンオーバー時にはスタメンに名を連ねます。

ボールに触りたがるので、トップに張っているというタイプではないですが、クロスの入り方は巧そうです。

このアル・シェフリをイガロと組ませた4-4-2の2トップで起用して、中盤を2枚にすることも考えられるでしょう。

他の可能性としては、イガロをメンバー外にしてアル・シェフリに1トップを託し、マレガとミシャエウをサイド、中盤にクエジャールorカリージョを起用することですが、イガロを外すという選択肢があるかは微妙なところ。

また、中盤をダイヤモンドにしてトップ下にビエットを起用した試合もありますが、その試合で敗戦していることもあって可能性が低そうです。

個人的には中盤にクエジャールかカリージョが来る方が嫌な感じはするのですが、試合の状況を考えると、カリージョのサイド起用も含めて第1戦と同様に前線に外国人枠を割くことが現実的かと思います。

中盤の構成という点では第1戦でも途中出場したオタイフを起用してゲームメイクを担ってもらいつつ、前線は外国人選手にクオリティを担保してもらう起用です。

第1戦と同様にミシャエウを起用する可能性が高いですが、先制点を生んだシーン以降は浦和の守備を前に沈黙。浦和のブロック間でのプレーが求められるという点を考えれば、より狭いエリアでのプレーを得意とするビエットが起用される可能性も捨て切れません。

外国人枠の影響

外国人枠の関係で浦和側からしても予想がしづらい状況になっていますが、アル・ヒラルにとってもかなり悩ましい部分だと思います。

誰を選んでもチームの根幹から捨てる部分を出さなければならず、第1戦の状況を鑑みても難しい選択になりそうです。

全体の傾向は変わらないはず

全体の特徴としては第1戦とそこまで変わらないと予想します。

得点が必要とは言えど、最低限必要なのは1得点なので、例えば最初から前線への放り込み気味にボールを進めようとはしないはずです。

ビルドアップは動き回る中盤がボールを引き取りつつ、最終的にはサイドの攻撃や前線の強度を活かした縦のパスを中心に仕掛けてくるはずです。

浦和が維持したい組織構造

第1戦の結果や内容、そしてアル・ヒラルの現在の状況を踏まえて、浦和にとって第2戦で重要なことを考えていきます。

まず前提のスタンスとしては、第1戦の15分過ぎから75分あたりまでの状態をキープしたいですね。

無失点で終われば優勝ですが、最初からそこに囚われたり、守備を固めてカウンター、という意識で引き過ぎることは避けたいです。

それは第1戦の序盤の再現になりかねません。

主導権を握りたいボール保持

第1戦のプレビュー・レビューでお伝えしたように、特にボール保持では主導権を握るチャンスがあります。

中盤を前に出すアル・ヒラルのプレッシングですが、国内リーグ戦でも同様の戦い方をしており、急に違うプランを遂行することは難しいはずです。

仮に中盤を前に上げない選択をしてきた場合は岩尾が浮きやすくなるので、そこで時間を作れるはずです。

ですので、第1戦同様、相手の中盤が前へとプレッシングを仕掛けてきた裏を突くためのボール保持攻撃を見せたいですね。

第1戦と同様に4-4-2の場合はボランチの片方を岩尾や敦樹まで上げるダイヤモンド型になる可能性が高いので、相手のサイドハーフを引っ張りながらアンカー脇のスペースを利用することが基本の狙いになります。

4-3-3で来る場合はインサイドハーフが1列目まで上がってきます。最終ラインで横にボールを動かすと、両方のインサイドハーフが同時に前に上がっている瞬間も生まれます。

その分、サイドハーフは控え目の位置をとります。

こちらの場合も裏のスペース管理やプレスバックが遅いインサイドハーフ裏を狙うことにはなりますが、下り目の位置を取っているサイドの選手を動かす必要性は4-4-2より高いかもしれません。

浦和はサイドバックの位置をやや低めにしてサイドハーフから離れ、ここから優位の獲得・運びを狙っていくことも一つの手にはなると思います。

芝の心配も少なくなりますし、勇気を持って相手の構造の弱点を突くボール保持を実行して欲しいです。そのためにも、我々サポーターが後方にボールがあるときも不安な声を挙げないことも重要です。

もちろんリスク管理は徹底しなければいけませんが、ただ蹴るだけになるのは避けたいところ。

第1戦と同様に相手のアンカー脇を狙いつつ、最後に相手の最終ラインと勝負する味方を興梠に続いて増やせれば最高です。

メインはボール非保持

ホームになるので、攻守ともに勇敢に戦いたいですが、一瞬でも隙を見せると一発で仕留められる危険は十分にあります。

リスク管理は徹底しなければいけないですし、力関係を考えればボールの保持率はアル・ヒラルに握られる可能性も高いでしょう。

つまり浦和としては守備、ボール非保持の局面が長くなることは予想されます。

組織構造の維持

そこで重要になるのはやはり、4-4-2の守備組織の維持です。

TOPIC1で触れたように、アル・ヒラルは浦和の守備組織に相当手を焼いています。

ただしそれは、4-4-2の構造を長い時間維持できているからこそです。

味方同士の立ち位置と距離を適切に保ちながら相手のビルドアップ隊にプレッシャーをかけ、ファーストラインを越えられた後もチェーンが切らさず、更にサイド攻撃に対してはサイドハーフのプレスバックで2枚で対応するなど、第1戦は守備構造の維持が長い時間できていました。

第2戦もここが鍵になることは間違いなく、焦れずに我慢強く、そしてなるべく前向きに守備をしたいです。

第1戦のピンチはチェーンが切れた時

逆に、これができていないとピンチを迎えます。

第1戦で最も決定的なピンチとなったのは、65分ちょうどからの流れによるマレガのシュートシーンでした。

このシーンの始まりは、浦和がカウンターに出ようとした際に途中でボールをロストしたことです。

その結果、興梠・小泉・関根・酒井がボールより前にいる状態になってしまい、4-4-2のブロックを組むことができませんでした。

カンノに対して岩尾が出るものの、マリウスを背負ったマレガを経由してサイドにボールが出ます。

ここは関根が戻ってきて約束事通り2人で対応できました。一方の中央ではマリウスがマレガをチェックするために定位置から出たので、岩尾がマリウスの位置にプレスバック。

ボールをサイドに追い出すこと、陣形から出た選手の影響でゾーンが破綻しないようにプレスバックで埋めること、その約束事は遂行できていました。

しかしその後、本来ハーフスペースのカバーに出る岩尾がいない中で、マリウスが定位置に戻ろうとした結果、ハーフスペースのマレガがフリーにってしまいました。

正直、この瞬間は一瞬ですし、試合を通して多くあったわけではありません。ですが、アル・ヒラルはこの少ないチャンスを決定機に持ち込む力があります。

結果的に退場に追い込んだシーン

また、結果的にサレム・アル・ドーサリを退場に追い込んだシーンも、実は4-4-2のチェーンが切れていたシーンです。

84分40秒、浦和のゴールキックから。

ハイボールのこぼれから右サイドで攻勢をかけた浦和ですが、左サイドハーフの関根まで右に流れてきました。

前線の4枚が同じサイドの同じエリアに集まったこのシーンですが、ボールを失った後に閉じ込めることに失敗し、人が少ない逆サイドへ展開されました。

4−2で対応することになり、岩尾と柴戸で遅らせている間に早川が戻ってきましたが、それでも浦和の守備は4-3の7枚でした。

この危機を察知した岩尾がイエローカード覚悟で止めた判断は素晴らしかったですし、退場のおまけ付きでした。

ただ、こういう止め方は1試合に何度もできるものではありません。

ここぞのチャンスを活かすために、人数を掛けることは問題ないです。その後の切り替えの守備やプレスバックが失敗したり、カウンターの途中で失った場合は4-4-2のゾーンディフェンスを組むことが難しくなるので、なるべく避けたいところです。

ただ、そのようなシーンは試合中に何回かあると思います。

その時に慌てないこと、後方が遅らせている間に前線が戻ってくること。

基本的なことですが、徹底する必要があります。

交代出場する選手の重要性

そういう意味では途中交代で出場する選手も重要です。

サウジアラビアから移動していますし、決勝という舞台である以上、いつも以上に疲労の影響は出てきます。

第1戦もそうでしたが、交代選手が早めに入ることも予想されるので、4-4-2ブロックの機能性を失わないようにしたいです。

撤退で跳ね返す想定も

試合終盤にリードしている展開を作れたら、アル・ヒラルはパワープレーも含め、なりふり構わず放り込む選択肢も持っているでしょう。

これを跳ね返し続ける展開になることも想定しておくべきです。

特に怪我明けの酒井がどこまでやれるかは不透明です。第1戦でも荻原が左に回った際の対マレガにおいて、少し不安が残った面があります。

最後の最後は岩波か犬飼を加えた3枚のCBを起用して、5バック気味に守り切る策も準備していると思います。

焦らせる展開を

2017年もそうですし、第1戦もそうでしたが、時間の経過とともに必要以上に焦ってくるのはアル・ヒラルです。

早い時間帯で「行ける」と思わせない、「まずいかも」と思わせればメンタル面からプレー精度を落としてくる可能性は高いですし、埼スタでそういう雰囲気を作ることが重要です。

ゴールを奪うという点では、チャンス自体の数は少なくはなるはずですが、ここぞという時の酒井の上がりもあったように、要所で勝負を仕掛けるための人数の掛け方、それをモノにする力も見せたいです。

隠していた?セットプレー

また、セットプレーに関しても期待しています。

第1戦ではキックオフでもデザインプレーを採用。コーナーキックでも今季ほとんど見せていなかったショートコーナーを見せました。

昨年のセットプレーのバリエーションを考えれば、この試合のためにパターンを隠していた気もするので、深い位置でのセットプレーを作りたいですね。

「自分たちのサッカー」を貫く美しさではない

第1戦のプレビューやレビューで「普段通りのプレーを出すこと」について言及をしてきましたが、それはこの舞台で普段通りのプレーをすることが美しくてカッコよくて尊いからではなく、アル・ヒラルに対して普段のプレーが有効だと思うからです。

全てはACLに勝つためです。

雰囲気作りから。2019年を忘れない。

そして何より重要なのは、このような狙いや展開を想定しておいて、埼スタにいる僕たちが勝たせる雰囲気を作ることです。

勇敢に戦うため、選手を乗せるために鼓舞すること。

ピンチやミス、リスクを掛けたプレーに対して不安な空気を出さず、「大丈夫だ」と感じさせること。

有利な状況でも浮かれない空気を作ること。

5万人、6万人が入ったとて「決勝だから来ました」「優勝を見に来ました」とか、「雰囲気が良いね」「ゴール裏の応援は凄いね」など、他人事の雰囲気が蔓延すれば絶対に勝てません。

2019年を忘れてはいけません。

浦和レッズに関わる全員でACL優勝を勝ち取りましょう。

まとめ

  • アル・ヒラルのメンバーは予想しづらい
  • キャプテンのアル・ファラジは足を痛めて出場に懸念
  • 6人の外国籍選手は全員帯同
  • 第1戦のアル・ヒラルは浦和の4-4-2ブロックを効果的に崩せなかった
  • 浦和の4-4-2のチェーンを切るための動きや配置が取れず
  • 最終ラインのビルドアップ能力に不足が見られた
  • ライン間攻略も含めて中盤にクエジャールかカリージョを起用したいのでは?
  • 一方でサイドの質が落ちる
  • サレム・アル・ドーサリの退場により、より顕著に
  • 中盤にはオタイフらが控えているので、外国人枠を前線に使う可能性も大きい
  • カリージョの右サイド起用もあり得る
  • 浦和は長い時間、4-4-2の組織構造を維持することが重要
  • ゾーン守備のチェーンを維持すれば簡単にはやられない
  • 第1戦でもピンチのシーンは維持できなかった場面
  • 通常より早めに入りそうな途中出場の選手も重要
  • 最後は5バックも含めて跳ね返す選択肢も想定
  • 第1戦同様、中盤裏を狙うボール保持で優位を得たい
  • サポーターが狙いや展開を想定済みにして、勝たせる雰囲気を作る

油断せず、勇敢に

確かにアドバンテージを得て折り返しましたが、ハッキリ言って楽になったわけではありません。

アル・ヒラルは依然として強敵であり、少しでも隙を見せれば一発で沈められます。

警戒は最大限に、闘いはより勇敢に。そのために我々サポーターがどんな雰囲気を作れるか。

そこから試合は始まっています。勝ち取りましょう。

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